愛車のインジェクションチューニングをお願いするにあたり、そもそもチューニングとは何なのか?という事を色々調べていたのですが、難しく書いてあったりとなかなか要領を掴めなかったので、私なりに噛み砕いてまとめてみました。
- チューニングってやった方がいいの?
- チューニングにも色々種類があると聞いたけど?
- どこでチューニングできるの?
こんな風に思ったことがある方の参考になれば幸いです。
※情報に誤りがあった場合は修正しますのでコメント欄よりご指摘いただけますと幸いです。
インジェクションチューニングとは?
ハーレーは、日本の排ガス規制や騒音の問題を考慮して、ノーマル時は本来のエンジンに必要なパワーを制限している状態にあるそうです。
そして、この制限はコンピューターで制御されているため、本来のパワーを引き出すにはコンピューターデータを書き換える必要があるのです。
つまり、ざっくりですが、コンピューターデータを書き換えてパワーアップする事をインジェクションチューニングと言います。
インジェクションチューニングは必須なのか?
チューニングをする事で本来のパワーを引き出すことができるという事は分かりましたが、ではノーマルのままではハーレーを楽しむことはできないのか?という疑問が生まれるかと思います。これについては個々それぞれの判断や考えた方次第なので正解はないと思います。
しかし、
- 出だしにもたつきを感じる
- 想像していたほどパワーやトルクを感じない
- エンジンがやたらと熱い
と感じた事がある方は、これらが劇的に改善されるようなので検討してみもいいと思います。
また、チューニングをするとエンジンへの負荷が軽減され、オーバーヒートもしにくくなるようなのでエンジンにも優しくなります。
●ノーマルだとなぜエンジン温度が上昇するのか?
ノーマル時は燃料の噴出量が制限されているため、少ないエネルギーで動こうとするのでエンジンの温度が異常に加熱してしまうそうです。
どのタイミングでインジェクションチューニングをするのがベストなのか?
新車でハーレーを購入した場合、慣らし運転(800〜1,000km)が終わってから行うのがベストなようです。
中古で購入した場合もチューニングは可能なので、チューニングを行なっているお近くのディーラーやショップに相談してみましょう。
マフラーやエアクリーナーを交換したらチューニングした方がいい理由
マフラーやエアクリーナーを交換(カスタム)すると、ただでさえ燃料の噴出量が薄めに設定されているのにさらに薄くなるようです。
なので、これらを交換した際にはチューニングは必須と考えた方がいいようです。また、せっかくなら吸気効率の良いエアクリーナーや抜けのいいマフラーで性能をさらに引き出しましょう。
逆をいえばマフラーやエアクリーナー自体の性能を最大限に引き出すためにもチューニングは必須と言い換えることができます。
ハーレーらしさが手に入る
チューニングを行う際に、アイドリングを下げることでハーレー独特の鼓動感や三拍子に近いサウンドにする事ができます。
そうする事で、走行時の爽快感やハーレーを所有する満足度がグンと上がるでしょう。
インジェクションチューニングの種類について
インジェクションチューニングには主に「フルコン」「サブコン」「スマホ燃調」の3種類があるようです。
- フルコン
- サブコン
- スマホ燃調
一つずつ簡単に解説します。
①フルコンについて
フルコンは、純正コンピューターを社外のコンピューターに丸ごと交換する方法です。
一般的にはシャーシダイナモ(※1)があるショップさんで、熟練した技術者によって細かなセッティングを行なってもらいチューニングします。
●費用:13万〜20万
②サブコンについて
サブコンは、純正コンピューターにサブのコンピュータを組み込んでデータを補正する方法です。
あくまで補正レベルなので、フルコンのように細かなセッティングができません。
●費用:7万円〜
②スマホ燃調について
スマホ燃調は、純正のコンピューターのデータを簡易的にスマホで書き換える方法です。
人気なのは、バンス&ハインズ社から出ている「FP3」という商品のようで、オートチューン機能で自身の車両の吸排気に合わせた燃調が可能なようです。
フルコン等と比べると簡易的なチューニングになるので、細かなセッティングはできないようですが、コストも安くアイドリングを下げたりもできるのでここ最近人気のようです。
●費用:5万円〜
シャーシダイナモとは、ダイノジェット社のダイノマシンという機械です。
この機械によって、馬力を測定したり様々な走行条件を再現して細かなチューニングを行うことができます。
結局はこの機械でチューニングする方法に勝るものはないそうです。実際に私もこの機械の取り扱いのあるディーラーさんでチューニングをしていただきました。
その時の記事はこちら↓↓
インジェクションチューニングができる場所
最後に、関東エリアでシャーシダイナモを使ったインジェクションチューニングができるショップをいくつかご紹介します。
※ここで紹介するショップさんは、「チューナーズネイション」というチューニングのプロ集団に加盟しているショップさんとなります。
埼玉エリア
市川商会
〒369-1246 埼玉県深谷市小前田129
TEL:048-584-8080
http://www.ichikawa-shokai.com/
ハーレーダビッドソン セントラル 川口店
〒332-0006 埼玉県川口市末広1-4-23
TEL:048-222-2828
http://www.hd-central.jp/kawaguchi/
千葉エリア
Dyno Technology
〒289-0601 千葉県香取郡東庄町笹川い5555
TEL:0478-86-5124
http://www.rs-ooami.com/
ライトサイクル
〒271-0092 千葉県松戸市松戸2303-1
TEL:047-308-7520
http://www.lightcycle.jp/
神奈川エリア
クリスタルオート
〒242-0001 神奈川県大和市下鶴間2-11-8
TEL:0426-260-8000
http://www.crystalauto.co.jp/
HRD パフォーマンス
〒252-0217 神奈川県相模原市中央区小町通1-11-11, A-1
TEL:080-4383-8830
http://www.hrdperformance.com/
東京エリア
ハーレーダビッドソン東久留米 (有限会社 モトハウスアルファ)
〒203-0043 東京都東久留米市下里5-3-3
TEL:042-476-0551
http://www.m-alfahd.com/
ハーレーダビッドソン三鷹
〒181-0014 東京都三鷹市野崎3-8-16
TEL:0422-39-3980
http://harleydavidson-mitaka.com/
まとめ
いかがでしたか?チューニングを行うことでより“ハーレーらしさ”を手に入れて、ツーリングを楽しむことができるようになります。
私も実際にチューニングをしていただきましたが、かなり乗りやすくなりました!
それでは最後までご覧いただきありがとうございます。
2007年から全てのハーレーがインジェクション仕様となったそうです。
また、インジェクションチューニングの事をEFIチューニングとも言うのですが、このEFIとは「Electronic Fuel Injection」の略となっています。